北緯43度から

多分世界の第三者

いつからか

社会を憎むことが癖になっていた

基本、思春期以降は自分や自分の人生を呪うことが主だったが

どうも生きてるうちに移行したらしい。

しかし自分を呪い続けることが

自分を殺してしまうことになり

誰からも愛されなければ

じゃあ誰が自分を愛するのだろうか。

自分しかいないじゃないか。

ならば社会を恨んでしまおうという

一種の生存本能が無意識に働いた。

自責から他責に。

そうでもしないと精神は持たない。

社会に生きることは身も心も滅ぼすこと。

元々キャパも多くない私が戦い続けた結果

独りでずっと

ずっと独りで。

一応真面目に社会に生きた。

私のような人もいるだろうし、私より幾分苦労している人もいる。

そんな人たちを、誰が責められると言うのだろう。

だから社会を憎んだって

世界を憎んだって

時に人間を憎んだって

仕方ないじゃないか。