北緯43度から

多分世界の第三者

よく思う

俺はこの世界にひとりぼっちで

実は誰の目に見えていない。

鬼籍に入っていないだけで

実はどこにもおらず

誰の記憶にもいない。

それは自分が

本能的に望んでそうなったのか。

あるいは人間たちと合わなかったからなのか。

まだわからない。

身軽なのでどこにでも行けるが

タンポポの綿毛にも寿命はある。