北緯43度から

多分世界の第三者

怠惰的惰性

何も意欲がない。

ただ惰性で生きている。

あれをしようと思っていることはあっても、この頃身が入らない。

音楽を聴いても、何をしていても思うことはただ。

「何か退屈だ。」

そして「物悲しい。」

日照時間が冬になってきたからか、この頃の曇り空と夜の凍てつく風のせいか。

何をしていても行き着く先はどのみち「無」でしかないと感じている。

自分が火葬場で荼毘に付される様子を思い浮かべる。

もう意識がなく、この意識が未知の境地に入ってしまっていることを思い浮かべる。

黒でもなく闇でもない、ただの「無」なのだ。

責任と義務と惰性と孤独、この世のあらゆる事象から解放された時の私を。

喜びも悲しみもなく、この身この意識ただの灰と煙になる瞬間を。

今はただその「無」に向かって生きている。

何の意欲も改善もない。